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リハビリで運動療法を実施するに当たり、その運動負荷(運動強度)を決定する必要があります。

 

適切な運動強度を与えなければ、体力や筋力は向上しませんし、身体機能の向上はしません。

そんな運動強度の決定の仕方をご説明します。

患者さんの年齢に応じた運動負荷を与え、より効率のよい運動療法を処方できるようにしましょう。

 

 

年齢によって、適切な運動強度は変わりますが、あくまで参考値になります。

 

最終的には、患者さんの現疾患や既往歴、体力などに応じて変化させることが望ましいので、そこはご注意ください。

 

 

 

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リハビリにおける運動強度の決定の仕方

 

 

リハビリで運動処方をする際、その負荷量には十分注意をしなければなりません。

 

負荷量が少なければ、体力は向上しませんし、筋力も向上しません。

かといって、強度が強すぎれば痛みを増悪したり、疾患を助長したりします。

 

適切な運動を実施し、患者適切の能力に合った運土両方を処方しましょう。

 

 

運動強度の決定の仕方

 

患者に対する運動強度は、脈拍によって決定することが一般的です。

 

まずは患者の最大心拍数を数値化して見ましょう。

 

 

【最大心拍数】  220-年齢

 

心拍数とは1分間で心臓がどれくらい拍動するか、という数字で、運動実施後に心拍数が高いほど、運動負荷が高いと言えます。

 

最大心拍数(最高心拍数)は、年齢が上がると低下し、その目安として計算式で求められるのが『220-年齢』なのです。

 

そして、運動負荷量を70%に設定した場合、その計算式は

 

(220-年齢)×0.7となります。

 

 

【年齢60歳の方の場合】

(220-60)×0.7=160×0.7=112

 

 

ということで、112拍を目指して運動をするとよい、いうことになります。

 

 

 

運動強度の与え方

 

先ほどは70%の負荷(0.7を掛けた)で実施しましたが、その運動強度はどれくらいで与えればよいのでしょうか。

 

参考までに、一覧表を作りましたのでご参照ください。

 

 

あくまで目安ですが、このあたりの心拍数を狙っていけばいいと思います。

 

リハビリ現場では、60〜70%の心拍数を狙っていくはずです。

 

※最初はこの負荷量より少ない負荷から始めましょう。いきなりこの負荷量を求めると、痛みの原因や運動が継続できないなどの弊害が起こる可能性があります。

 

この計算の方法を、ゼロ・トゥ・ピーク法と言います。

 

運動負荷を決定する方法

 

運動負荷は、先ほど述べた最大心拍数に目的とする強度を掛ける方法の他に、いくつか方法があります。

 

その方法をご紹介しましょう。

 

 

 

修正ボルグスケール

 

 

ボルグスケールは、主観的運動強度と言い、患者自身の体力を基礎として環境や疲労感を体力の要因とし、患者(運動する人間)が自分の感覚を主観的に評価するものです。

 

修正ボルグスケールは、0〜10の主観的感覚に0と0.5を加えた12段階で表されるます。

 

その負荷量は以下の図に示す通りです。 

 

 

 

 

 

カルボーネン法

 

1分間の安静時心拍数から、目標とする心拍数を割り出して運動強度を出す方法。

 

 

 

『 目標心拍数=(最大心拍数-安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数』

 

 

最大心拍数の〇〇%で運動すること。 この計算式をカルボーネン法といい、目標の数値は、目的に応じて変化させていきます。

 

 

 

【計算式】

  1. 220-年齢=最大心拍数
  2. 最大心拍数-安静時心拍数=予備心拍数
  3. (予備心拍数×運動強度(%))=目標心拍数

 

 

運動強度の目安は、ゼロ・トゥ・ピーク法の物を使用してOKです。

 

 

 

運動負荷の式が当てはまらない時は?

 

ここで紹介した方法は、あくまで一般的に当てはまるであろう計算式です。

 

しかし、この式が当てはまらない人は、我々の対象者にはたくさんいます。

 

 

  • 90歳で安静時心拍数が100に近い人
  • 少し動いただけで心拍数が140近くになる人

 

 

色々な疾患の方がいますので、心拍数の変化はあくまで一つの参考程度に留めておく必要があります。

 

90歳の人の最大心拍数は130ですが、安静時心拍数が100拍に近い時点で運動負荷を与えることは困難です。(安静時心拍数が100拍の場合、すでに運動強度が80%近い状態のため、負荷をかけられない)

 

そのような状態の時は、まずは医者に相談しましょう。

 

 

安静時心拍数が100拍を超えている旨を説明し、どの程度まで負荷を掛けていいか相談します。

絶対に、理学療法士一人で決定してはいけません。

 

また、糖尿病患者や、高血圧症の患者は、軽い運動をすると心拍数が下がる、という人もいます。

 

運動をすることで血管が拡張し、1回心拍出量が増える事で起こる現象ですので、そういった場合もこの計算式に当てはまらないケースがあるという事も覚えておいてください。

 

 

 

運動中止基準も知っておく

 

心拍数で運動強度が決定できるということは、運動を中止する基準にも使えるということです。

 

心拍数で運動の実施/中止を判断する材料を挙げます。

 

 

 

アンダーソンの基準の土肥変法

 

 

.運動を行わないほうがよい場合  

  1. 安静時脈拍数120/分以上
  2. 拡張期血圧120以上
  3. 収縮期血圧200以上
  4. 労作性狭心症を現在有するもの
  5. 新鮮心筋梗塞1ヶ月以内のもの
  6. うっ血性心不全の所見の明らかなもの
  7. 心房細動以外の著しい不整脈
  8. 運動前すでに動悸、息切れのあるもの

 

.途中で運動を中止する場合

  1. 運動中、中等度の呼吸困難、めまい、嘔気、狭心痛などが出現した場合
  2. 運動中、脈拍が140/分を越えた場合
  3. 運動中、1分間10個以上の期外収縮が出現するか、または頻脈性不整脈(心房細動、上室性または心室性頻脈など)あるいは徐脈が出現した場合
  4. 運動中、収縮期血圧40mmHg以上または拡張期血圧20mmHg以上上昇した場合

 

 

.次の場合は運動を一時中止し、回復を待って再開する

  1. 脈拍数が運動時の30%を超えた場合、ただし、2分間の安静で10%以下にもどらぬ場合は、以後の運動は中止するかまたは極めて軽労作のものにきりかえる
  2. 脈拍数が120/分を越えた場合
  3. 1分間に10回以下の期外収縮が出現した場合
  4. 軽い動悸、息切れを訴えた場合

 

 

 

さいごに:運動強度は随時計算し、提供すること

 

運動強度はここで紹介した計算式で求めることができます。

 

どれくらいの負荷量を患者に与えればよいか分からない、という人は、闇雲に運動をするのでなく、しっかりとデータを取りながら実施しましょう。

 

運動前、運動中、運動後のバイタルチェックは、こういった所に役立ててください。

 

 

 

特に、患者の状態を把握しきれていない介入初期の場合は、この運動強度の選択が必須になってきます。

 

最初は、沢山の患者に、この計算式を当てはめ、運動強度を計算する癖をつけるといいと思います。

 

そして、この計算式が適応しない患者さんを受け持った場合は、速やかに医師に相談しましょう。

 

どの程度運動してよいか、というのは、あなた自身で決定するのでなく、いろいろな人に相談することがベストといえます。

 

 

 

次の記事へ>>>一人でできる!簡単で効果のあるストレッチの方法

 

 

 

【運土負荷試験に特化した貴重な書物の紹介!】

 

 

 

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