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学生が臨床レポートを作成するにあたり、最初に躓くポイントが『統合と解釈』です。

 

はたして、統合と解釈とはなんなのか?どう書けばいいのか?それを学んでみましょう。

 

 

考察の書き方について詳しく書かれている記事はこちらです。

 

関連記事>>>簡単に考察が書ける!その書き方とコツ

 

 

 

統合と解釈は『統合』と『解釈』に分けられます。

 

統合:いくつかの物を一つにまとめあわせること。

解釈:語句や物事などの意味・内容を理解し、説明すること。

 

つまり、統合と解釈とは『2つ以上のものをまとめ、説明すること』となります。

 

2つ以上のものというのは、評価の部分になります。

 

ここでは、自分の検査したいくつかの評価をまとめ、その内容を理解したうえで相手に説明することになります。

 

 

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統合と解釈に必要な情報のポイント

 

統合と解釈をするにあたり、必要なものがあります。

 

それが『評価』です。

 

基本的に評価項目に載っていないものを、統合と解釈することはできません。

 

統合する評価がないのですから、当然ですよね。統合と解釈をするには、十分な評価が必要です。

 

評価項目に関しては『理学療法評価学』の教科書を参考にしてください。

 

 

 

 

評価についての記事はこちらをご参照ください

 

>>>リハビリで実際にしている問診の仕方。評価の第一歩を踏み出そう。

 

 

さて、統合と解釈をするには評価ともう一つ、患者さんのHopeが必要です。

 

統合と解釈をする目的は、患者さんのHopeをかなえるために実施することが大前提となります。

 

患者さんが望んでいないものを統合と解釈しても、それは臨床的ではありません。

 

 

たとえば、患者さんのHopeが『お風呂に入りたい』というものなのに対し、統合と解釈では歩行ができないことについて述べていてはいけませんね。

 

必ず、患者さんの希望をかなえられるような解釈をしていきましょう。

 

そして、もう一つ忘れていけないのが、『患者さんのHopeを細分化する』ということです。

 

『お風呂に入りたい』というHopeでは、まだ範囲が広すぎますので、これをさらに紐解いていきます。

 

  • 一人で入りたい
  • 体を洗えるようになりたい
  • 頭に手が届かない
  • 服を着ることが出来ない
  • 浴槽に入れない

 

『入浴』という大項目から『動作』といった小項目に細分化し、本当のHopeを導き出すことが必要です。

 

 

【Point!】

統合と解釈に必要な情報は

  • 評価
  • 患者のHope(細分化したもの)

 

 

細分化ってどうするの?と思ったら、【関連記事>>>トイレ動作を自立にする為の評価法とアプローチしていますので、参考にしてみましょう。

 

 

 

統合と解釈の書き方を知る上で再確認してほしいICF

 

【引用:ICF

これまでの「ICIDH」が身体機能の障害による生活機能の障害(社会的不利を分類するという考え方が中心であったのに対し、ICFはこれらの環境因子という観点を加え、例えば、バリアフリー等の環境を評価できるように構成されている。

このような考え方は、今後、障害者はもとより、全国民の保健・医療・福祉サービス、社会システムや技術のあり方の方向性を示唆しているものと考えられる。

 

ICFの考え方を簡単に説明すると、一つの問題が多くの問題に関与している、ということを表しています。

 

 

検査・測定して、心身機能・身体構造の評価結果で異常があったとしたら、それが患者さんのADLや動作にどう直結しているのか?

 

それを確認するのがこのICFのフローチャートです。

 

まずあなたの実施した評価をここに書き込んでいきましょう。

 

どんなことでも結構です。

 

 

そうすると、あなたの実施した評価項目で異常値が出たものが、何に影響しているのかがわかってきます。

 

たとえば、患者のHopeが『浴槽に入りたい』というものであった場合、それができない原因が必ずあるはずです。

 

そして、入浴動作困難という原因が1つでないことにも気づけるはずです。

 

それに気付ければもう簡単。

 

その複数ある機能障害の中で何が問題で、入浴動作に影響を与えているかを考えるのです。

 

もちろん、問題は一つだけではないかもしれませんが、最も問題であろうもので優先順を決めていきます。

 

 

【Point!】

  • ICFチャートに評価結果を落とし込む
  • その中で最も問題を与えている部分を探し出す。

 

 

【実習レポート】統合と解釈の書き方

 

ICFで問題点を浮き彫りにできましたか?

 

あとはこの問題点を抽出した結果を文章にすればいいです。

 

たとえば、浴槽に入れないという問題の優先順位が

 

#1 立位バランス低下

#2 股関節可動域低下

#3 浴槽の淵が50cmと高い

 

 

という順位の場合、統合と解釈の一文は以下のようになります。

 

【例文】

A様が浴槽に入れない原因として、立位バランスの低下と股関節の屈曲可動域の低下が挙げられる。

立位バランスは片脚立位時間が○○秒であることから、浴槽マタギの際の弊害となっている。

また、股関節屈曲可動域も○○度であり、足が十分に上がりきらない。

それに伴い、浴槽の淵も50cmと高く、跨ぎ動作が困難となっている。

 

 

このように統合と解釈は、いくつかの評価(問題点としての優先順位が高いもの)を総合的に考え、なぜその動作ができないのかを検討する項目になります。

 

 

実習生の悩み:統合と解釈の書き方まとめ

 

1・患者の真のHopeを知る

2・いくつかの評価をする

3・ICFチャートに評価結果を落とす

4・【Hopeが達成できない】原因を探る

5・その原因とHopeの関連性を記載する

 

 

実習レポートにおける統合と解釈の必要性

 

なぜ統合と解釈をしなければならないのでしょうか。

 

それは、問題点の本質を理解する、ということにあります。

 

 

まず『Hope』では、患者の本当の希望を聞き取らなければなりません。

 

『お風呂に入りたい』→『浴槽に入りたい』という本質を見抜かなければ、統合と解釈に移ることはできませんね。

 

そして、その本当のHopeを実践するために、何が出来ていないのか、何が問題なのかを評価から選択していきます。

 

 

評価項目は10項目も20項目にも上りますが、その中から『浴槽に入る』というHopeに対し、本当に問題となっているものは何か、問題点の本質を抽出しなければなりません。

 

そのHopeに対する問題点を探すために、評価項目をICF表に落とし込み、探していきます。

 

 

 

もちろん、その問題点は『浴槽を跨げない』という問題以外にも直結している場合があるのは作ってみたICF表を見れば分かりますよね。

 

そして、最後に、その探し出した問題点から、Hopeができない理由を述べていくことが統合と解釈になります。

 

つまり、うまく統合と解釈ができると

 

  • 患者の真のHopeが分かる
  • 問題点の抽出ができる
  • 問題点の優先順位がわかる
  • 問題点の関連性がわかる
  • 治療プログラムの立案ができる

 

ということになります。

 

特に、経験の浅いセラピストや、学生はこの統合と解釈をすることにより、問題点を浮き彫りにすることが出来ますので、非常に無駄のない治療プログラム立案ができるようになるのが魅力です。

 

 

さいごに:統合と解釈をつかって分かりやすい問題点を抽出しよう

統合と解釈によって、真のHopeと優先度の高い問題点が浮き彫りになります。

 

さらに、その問題点同士が絡んでくる関連性にも気づけます。

 

たとえば、浴槽を跨げない原因は、『股関節屈曲可動域が少ない』という問題と『立位バランスが悪い』という問題が絡んでますね。

 

どちらか片方だけを改善しても、浴槽は跨げないということになります。

 

このような関連する問題は臨床上非常に多く、なかなか気づけないものです。

 

統合と解釈をしっかり実施し、複雑な問題の数々を見やすく、理解しやすいように整理していきましょう。

 

 

次の記事へ>>>【実習レポート】理学療法における問題点抽出の方法と書き方

 

 

 

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