- 2018.06.13 Wednesday
良い勉強法を知る為に、うまく勉強が出来ない人の特徴を知ろう
それを知らずに勉強に励んでいても仕方ないです。
あなたはどんな勉強の仕方をしていますか?
以下に挙げる勉強の仕方を、もしも実践しているのでしたら、そのような勉強の仕方をただちにやめるべきです。
勉強ができない人が陥りやすい特徴は
1)ノートの1ページ目だけ丁寧な字で書く
2)ノートがカラフル
3)教科書にアンダーラインを引いている
4)先生がボードに書いた内容を全て書き写す
さて、あはなた当てはまってませんか?
勉強ができないというのはどういうことか?
実際に勉強が出来るということはテストでよい成績を取るということに通じます。
テストが20点なのに『勉強ができる』とは言いませんよね。
ただし、『頭がよい』というのは、テストに関係ありません。
『頭の良さ』は
『効率の良さ』
『要領の良さ』
テストの点数が悪くても頭の良い人は良いです。
(円周率がたくさんいえたり、魚にすごく詳しかったり、突出してたりする)
そういう能力が秀でた人はいくらでもいると思います。
会話の端々に面白いあいづちを打つ人なんてのも頭が良いですよね。
いつもマンガばかり描いている人も頭が良いです。
頭が良くなければマンガは描けません。
ちなみに私は『頭が良い』タイプになります。
勉強はあまりできませんでした。
しかし、学生時代は頑張って頑張って…勉強が出来ないなりに頑張って勉強したおかげでテストは全て80点以上でしたし、赤点や追試なんてしたことありません。
理学療法士の国家試験は自己採点で230点くらいでした。
まぁ国試対策のドリルを毎日やってれば国試はそれくらい取れるのですがね。
【超おススメ国家試験対策本】
国家試験の合格を目指すには、ただ単に頭が良いだけではいけません。
勉強ができなければダメです。
では、どうやったら勉強ができるようになるのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
勉強ができるようになるために必要な事
一般的に学校に通っている人は、基本的にテストの点を取りたい、勉強ができるようになりたい。
と考えるはずです。
なぜなら、皆さんが目指す国家試験のテストも『点数制』だからです。
国家試験は『100人の内60人が合格する』試験ではなく『100人の内60%以上取れたら100人が合格する』といった甘々な試験なんですよ。
ですので、国家試験に落ちた人がいたとすれば、『100%自分の責任』であり、私から言わせればこの試験で落ちる人はマジで理学療法士を志さないでほしい。
と思うレベルです。
だって、60%取れれば合格なのに自分に甘えて59.9%以下の点数しか取れなかったんでしょ?
ダメでしょ。
ふつうに。
不運とかじゃなく、単なる自分の努力不足。
養護とかできない。
ちなみに、1度国家試験に落ちた人が次の年に合格できる確率はおよそ30%です。
ずいぶん低いなオイ。
だからやっぱり1発で合格できなきゃダメなんですね。
だからこそ、1度落ちて次の年に合格した方。
マジすげぇ。
本当におめでとう!
真面目に頑張ったんだなぁ…と、思います。
たぶん今私が国家試験を受けたら、点数は30%も取れないで不合格になると思います。
合格してしまえばそんなもんなんですよ、学力ってのは。
ですので、今学生の皆さんは1発で合格してもらいたい!
勉強ができない人に多い特徴
勉強のできないアナタ。
自分の頭が悪いせいだと思っていませんか?
そんなことは絶対にありません。
なぜなら私も中学・高校と50点以上取ったら、飛び跳ねるくらい喜ぶレベルの頭の悪さでしたから。
もうね、20点とか30点とかあたりまえ。
0点こそ取ったことなかったけど、数学で6点、英語で4点を叩きだしたことがありますからね。
そんな私も専門学校では毎回のテストは常時80点以上を取れているんです。
興味がある分野を専門的に扱っているのだから、点数が取れるのは当たり前ですが、そこには間違った勉強法をしている方も多くいます。
そんな間違った勉強法がこちら。
ノートの1ページ目だけ丁寧な字で書く
これはよくやると思います。
私も小学校や中学校の時はこれでしたね。
最初のノートってなんだか特別な感じがして、丁寧に書くんですですけど、それを続けられるのってせいぜい3ページ目まででしょう。
それ以降は殴り書きや落書きのオンパレードです。
これ、よくないです。
なぜなら目的が『ノートを綺麗に使う』ということになっており、『勉強しやすい環境を作っていない』からです。
字は読みやすいけど分かりにくい、そして、徐々に雑になっていき最終的にはノートを使い切る前に新しいノートに手を出す。
そんな経験あるのではないでしょうか。
ノートって最後まで使ったことありますか?
ノートを最後まで使ったことの無い人は消しゴムも全部使い切ったことないんじゃないでしょうか。
そういったノートの取り方をするひとは基本的にテストの点数は低いです。
そりゃ読めないノートを取ってるんだからあたりまえっちゃあたりまえ。
私が実践した改善案として、ルーズリーフを使用する、ということが挙げられます。
毎回新しい紙ですので、ノートの使い方としてはルーズリーフのほうがよくなります。
ノートってなんとなく威圧感ないですか?
最後まで使い切らなければいけない!みたいな。
その点、ルーズリーフは紙を1枚1枚出して書いていくだけなので、その威圧感がありません。
しかも、ノートはページ数がずっと変わらないのですが、ルーズリーフは自分が書いた分だけどんどん厚くなっていきます。
それが、なんとなくやる気にさせてくれるんですよね。
【「次に何をすべきか」を自分で導き出せるノート】
アメリカの大学が開発した最良のノート術「コーネルメソッド」を取り入れたルーズリーフ。
小学生から社会人まで、誰でも簡単に、情報が整理されたノートに仕上げることが可能!
使い方
- 大きいエリアにノートを取る
- その左のエリアにキーワードを抜き出す
- 重要ポイントを下の欄に書き込む。
3つのエリアに分かれたレイアウトが理解と分析を促し、その後の行動力につながります。
このほかにも、タイトルと詳細を書き分けたり、向きを変えて使ったりと、使う方に合わせて使えるすごいノート。
学生の時に出会いたかった逸品。
ノートがカラフル
色々な色のペンを使い非常にカラフルなノートを使っている方です。
女性に多いと思われがちですが、勉強のできない男子にも意外と多いこのノート。
通称『デコノート』と呼んでいますが、カラフルでパッショナブルなノートを作る方は勉強できません。
こちらも、目的が『ノートを綺麗に装飾すること』になっており、ノートなのから落書き帳なのか分からない状態にまでなっている人もいます。
大体そんなノートを見返してもカラフルな色彩に目を奪われて内容なんて入ってこないでしょう。
そんなノートを取っていて授業が頭に入るわけありませんよね。
また、デコに夢中で先生の書く記述や言葉を書き写す時間がなくなるとか。
本末転倒じゃね?それ。
そんなあなたの改善案として、筆記用具は2色、多くても3色までにしましょう。
私の筆箱には
- 『消しゴム2つ』
- 『シャープペンシル2本』
- 『赤ボールペン1本』
- 『黒ボールペン2本』
が入っていました。
2つあるのは予備の為ですね。
ですので全て同じメーカー、同じ種類です。
自分の手に合ったものを使用するとよいでしょう。
メッチャおすすめなのはこれ。
今でも使っている相棒。
教科書にアンダーラインを引いている
これは最もやりやすいです。
特に教科書に蛍光ペンなどでダーーーー…!と引く人。
そして気づくと教科書はラインまみれ、ラインが引いてない場所は『よって』とか『しかし』などの接続語のみ。
こんな教科書を見ると恥ずかしキモチになる。
なぜなら私の中学の頃と変わらないから。
勉強のできなかった中学生がやる勉強法と同じことを専門学校や大学でやっているのですからそりゃ勉強できませんわな。
いや、むしろアンダーラインはものすごく綺麗に引けている。
それを眺めて勉強した気になっている人たち。
もうね、アホかと。
線を引いた後が大切なんでしょうよ!むしろそこがスタートラインじゃん!
なに線を引いただけで満足してんの?
あとは教科書に付箋を貼りまくるのも同じです。
いいですか?
教科書は『基本的に全部重要』なのです。
特に医療業界・リハビリテーション業界で先陣を切った大先生方が考察に考察を重ねてその教科書が成り立っているのです。
その『大事なところ』を『素人同然』の我々がアンダーラインで抜き出そうなんておこがましいですわ。
あんたはその教科書を書いた人より偉いのか!と。
基本的に教科書には『補足』を書きこむ程度にしましょう。
補足とは『例えば○○』など、ちょこっと書く程度でいいです。
教科書に書き込みが多い人は勉強ができません。
付箋なんか貼らなくても、何度も教科書を読んでいれば『あ、この内容はこのへんにあるな。』
と、ササっと開けるはずですよ。
先生がボードに書いた内容を全て書き写す
写経か!
そんなに書き写しがしたければお寺にでも行って坊主になれば?
先生は万人に分かりやすく説明することを生業(なりわい)としています。
つまり先生方は『素人に物を教えるプロ』なのです。
だから細かな内容もかみ砕いて説明しています。
その内容を1語1句丁寧に書き写す必要なんてないんです。
自分が知っている事、少し理解できていることは丸写しでなく、『要約』としてノートに写せばいいんですよ。
自分のノートを作り出すということは、自分の理解しやすい文面で書くという事です。
他の人が見て理解できなくてもいいんです。
自分さえわかれば。
私のノートなんて友人に貸しても『なにこれ?』と言われ突き返されましたからね。
自分のノートは他人に理解できないものです。
先生のボードを丸写ししたノートは他人の理解を得られますが、自分は果たして理解できているのでしょうか。
そのノートって友人の為に取ってるわけじゃないんでしょ?
写真撮った方が早いですし。
もう一度ノートの取り方を考え直してみてください。
まとめ:勉強ができる人とできない人の差はノートの取り方
全てはノートの取り方にあり、ということです。
読みやすいノートと、綺麗なノートは質が違います。
そのことを理解して頂きたい。
どうしてもやり方がよく分からない人は、まずは黒ペンだけでノートを作ってみてください。
重要な言葉とかはどうするの?
黒じゃ目立たないじゃん!
…何度も言わせないでください。
先生の言葉や授業の内容は『全てが重要』なんです。
その重要な範囲が広すぎるから、自分で分かるように要約して書き込めばいいんです。
むしろ学校で習う範囲なんて狭いくらいですよ。
臨床に出たらその範囲は本当に無限大ですからね。
まだ勉強してますよ私も。
ちなみに…『もう自分は理学療法士になったから関係ないわwww』
とか思ってる理学療法士。
外部の勉強会に行ったことがあるならその勉強会の資料を見てほしい。
赤ペンでのアンダーラインや書き込みが多くないですか?
学生じゃなくなっても、勉強は必要である、ということをお忘れなく。
- 国家試験対策
- 21:34
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- by Kim